前半: 「花組レビュウ〜序幕〜第一幕〜花組祝い太鼓」 〜 これこそレビュウ 〜
開演時間に10分弱ほど先立って、劇場の掃除人に扮した広井王子氏 が登場。 恒例?の前説が始まります。 オーケストラピット (オケピット) より客席側に張り出した通路状のステージ部分は 銀橋 (ぎんきょう) と呼ぶとのこと。 また、大阪のあるホテルからの "サクラ大戦ディナーショー開催要請の電報" を嬉しそうにご披露なさっていました。 そして更に重大発表が…なんと、セガ代表取締役 香山氏の "鶴の一声" により、来年以降の歌謡ショウの続行が決定 されたそうです。 広井氏もつい先日まで、よもやこのような話 (続行) になるとは思ってもいなかったとのこと。 この決定を受けて、今後は新機軸を検討模索していくとの広井氏の宣言もありました。 「(役者を) 吊って飛ばして "スーパー歌謡ショウ" だ」 というようなことを仰ってましたが、さて、どこまでが本気なんでしょうか。(笑)
親方 (中嶋聡彦) と広井氏との一連の掛け合い漫談が終わると、いよいよ開演時間。 スポットを浴びた公平先生が登場し、オケピットに入ります。
公平先生の手が振り下ろされ、前奏が流れ出し、そして幕が開いていきます。 大迫力の素晴らしい生演奏が響く中で目前に現出した 光の・夢の花組レビュウ に、脳天を一撃されたかのような強烈な衝撃と感動を覚えました。 舞台映えする曲とは、正にこのことを言うのでしょう。 目眩くばかりに 歌とダンスが弾け ていく様は、ただもう本当に素晴らしいとしか言いようがありませんでした。 じんわりと泣きながら万感胸に迫る想いで 観ていたのが、つい先程のことのようにはっきりと思い出されます。 (以降全ての曲について言えるのですが) スピーカーから流れる既録音演奏 (ストリングスなど) に生演奏を重ねていたようで、その為か、ブラス&パーカッション等の生演奏パートが前面に出てor強調されて、全体的に より力強い感じ になっていました。
帝国歌劇団の次回公演 「海神別荘」 脚本の依頼に、金田金四郎 (螢雪次朗) の家へ向かう 藤枝かえで。 と、その途中で偶然本人に出会う。 あまりの急な日程に脚本書きに難色を示す金田。 そこへ ダンディのボス こと ダンディ・団耕助 が現われ、彼の提案により 温泉に泊まり込みで脚本を書く ということで話がまとまる。 お盆で汽車が混んでいることから 三人は、ダンディのボスが所有するバスで 温泉へ向かうことになった。
やけに二次元的で奥行きに乏しい(笑) "ダンデイ号" を引っ張りながら に乗りながら気持ち良さそうに歌う二人。 ダンディのボスの甘く爽やかな歌声 がなんとも格好良い一曲です。 かえで さんの心地良く伸びやかな歌声もグッド。 聴いているだけでこちらまで楽しい気持ちになってきます。 間奏から2番に入るところが、オリジナルとは少々違っていたように思いました。 そんな二人の傍らで、一人暇そうにボンヤリノンビリしている金田センセがなんとも笑いを誘います。 (新・歌謡全集III 収録のオリジナル曲は根岸貴幸氏の編曲ですが、歌謡ショウで使用されたものは多田彰文氏の編曲によるバージョンでした。 お詫びして訂正させて頂きます)
場面は変わって、見返り稲荷神社。 そこへやってくる織姫とレニ。 すみれに呼び出され長命寺へ桜餅を食べに行くところなのだが、場所がわからない・やたら暑い・かき氷が食べたい…などと一通り喚きたてた挙げ句に セミを威嚇する 行為にまで及ぶ織姫。(笑) その一方、「たぶんこの辺りだよ」 「なんとなくこっちの方」 などと、やけに イイカゲンなことを言うレニ。
曲自体のメロディラインは正直言ってやや弱いように思ったのですが、歌い出しのアカペラ部分、レニの澄んだ歌声 がとても綺麗で印象的でした。 「物語のはじまりは〜いつも〜いいかげん〜」 …なるほど、言われてみればそういうものかも。(笑)
(…中略…) 同じく見返り稲荷神社のそば。 さくら が落としたというお守り袋 を探しているカンナ,紅蘭,アイリス。 こんな時に役に立つ発明は無いのかと尋ねるカンナに対して、紅蘭は 足で考えながら探すしかない と答える。
@SSK的には、なにやら意味がわかるようなわからないようなあの歌詞はいまいちピンとこないのですが…舞台での曲として各人の動きと良くマッチしている点、観ていて楽しかったです。 あと、テンポ良く吹かれていたブラスが格好良かった 反面、ウッド・ブロック (でいいのかな? 木魚みたいな音の楽器です) の音が強く出過ぎていて若干耳ざわりなように感じられました。
ふと空腹感を覚え、ほんのわずかな葛藤(笑) の末に 神社に供えられていた稲荷寿司 (あまり美味しくなかった様子) をつまみ食い して去っていくカンナ。 入れ替わりで、結局長命寺で誰にも会えないまま戻ってきたすみれが登場。 そこへ白狐の霊 (清水よし子) が現われ、お供えの稲荷寿司をつまみ食いしたことを怒り すみれをお社へ閉じ込めてしまう (実際につまみ食いしたのはカンナなのだが…)。 白狐の霊が姿を消した後、薔薇組の二人と西村が登場。 自分達の 夢についてアツく語り合う 三人…と、その様子を陰から覗いている大神一郎 (陶山章央)。
"恋" あるいは "夢" を主題として謳い上げる一曲。 特に、菊之丞の歌の巧さ が引き立っていたように感じました。 脇役キャラ (失礼) が担当しているとはいえ、この曲、もう少し長く聴きたかったように思います。 うーむ、予想外に (重ねて失礼) 格好良いぞ〜。 > 菊之丞 (曲名を「美しき者たちよ」と誤記していました。 お詫びして訂正させて頂きます)
大神を強引に引っ張って飲みに出かける三人。 (…中略…) 財布を落としたことに気付いた西村が慌てて戻ってくる。 財布は無事見つかり、更にそれとは知らず さくらのお守り袋も拾う 西村。 喉が渇いてラムネを飲んでいるところへ、アイリスがやってくる。 アイリスは、西村から ラムネを奢って貰い大喜び。
オルガン風ののどかな音色の響きとアイリスの純朴な歌声が、夏の昼下がりの気怠くも柔らかな雰囲気 を見事に演出してくれました。 台詞等が入る為、いわば間奏が引き伸ばされたような形で、2番の歌詞は最後の一言を除いて省かれていたようです。 「カラコロ ラ〜ムネ〜 シュワ〜」 うーん、いいなぁ…なんだか思わずラムネが飲みたくなってしまいますね。(笑) (新・歌謡全集III 収録のオリジナル曲は根岸貴幸氏の編曲ですが、歌謡ショウで使用されたものは多田彰文氏の編曲によるバージョンでした。 お詫びして訂正させて頂きます)
西村とアイリスが去った後、稲荷神社の脇で 父、真宮寺一馬の霊 (野沢那智) と出会い会話する さくら。 一馬の霊が居なくなるのと入れ替わりで、今度はカンナがやってくる。 亡き父のことをしみじみと語り合う さくら と カンナ。 そして、続く話題は花組の公演について。
カンナ 「そういえば今回の演目は何だっけ?」
さくら 「マリアさんが主演で "海神別荘" だそうです」
カンナ 「…かいじんべっそう…かいじんでべっそう…怪人デベソ !?」 (← チト苦しい…)
カンナの妄想の中…という設定で…目一杯怪しげな雰囲気の前奏 が流れ出し、稲荷寿司屋の障子に映った 人影がクネクネ と蠢き、そして壁がくるりと回ってマリア&バックダンサー2名(琴音&菊之丞) が颯爽(?)と登場。 怪しげな扮装・怪しげな歌・怪しげな踊りと、ある意味見事に三拍子揃った(爆) 超絶曲 と言えるでしょう。 マリアファンの人は悪夢に出てくることウケアイ。(笑) 引き際の潔いコケっぷりも大変に素晴らしかった(失礼)です。 (矢尾氏&松野氏のお名前が記述から抜けておりました。 お詫びして訂正させて頂きます)
ひとしきり妄想を堪能(笑) した後、カンナがさくらのお守り袋と見間違えて道端から拾ったのは…犬の うん○ だった。 慌ててその う○ち をオケピットに投げ込んで去っていくカンナとさくら。 …と、すかさず、そのブツをステージへ投げ返す公平先生 (違う方だったかも)。 いやはや。(笑) それにしても…もしかして、さくらのお守り袋って ○んち に似た色なんでしょうか。(爆)
入れ替わりで、西村から さくらのお守りを受け取った大神と花組メンバーたちが通りかかる。 と、そこへまたもや現われる白狐の霊。 …が、アイリスとの壮絶な口喧嘩(爆笑)の末あっけなく敗北を喫し、その腹癒せ(?)に すみれに化けて、その歌声と踊りで花組メンバー達を幻惑 する。
適度に柔らかな息遣いのサックス演奏が、フワフワと漂うような妖しい雰囲気 のシーンと良くマッチしていて、非常に印象的でした。 こうして生で聴くと特に、すみれ の声質ととても良く合っていることが実感できる曲です。
遅れて駆け付けたさくらが霊剣荒鷹を一閃すると、白狐の霊は無事封じられ、本物の恐いすみれも解放されて戻ってくる。 その後、稲荷寿司屋にまつわる人情話も丸く納まり、万事めでたしめでたし。 「勝利のポーズ、キメッ」 で幕。
幕が降りた後、銀橋の上に出てくる花組メンバー。 と、そこへ出来上がった台本を抱えた かえでも登場。 皆で 過ぎゆく夏休みを惜しみつつ、さくらの歌へ。
素朴で、かつよく通るさくらの歌声がとても良かったです。 全身が包み込まれるかのような暖かな気持ち を感じさせてくれた素敵な一曲でした。 曲の後半 「さあ みんな一緒に」 以降は、花組メンバーによる手振りに促され、会場全体での合唱 (実際に歌っている人は少なかったようですが) となりました。 (7名の方のお名前が記述から抜けておりました。 お詫びして訂正させて頂きます)
花組メンバーが舞台を去った後、三味線を抱えた東中軒雲国斎 うんこくさい (国本武春) が登場。 饒舌かつ愉快な語り口と、唖然とするほどの早弾きの技 を披露してくれました。 夜の公演では、"ヨーロレイヒ〜" などと唄い込んだりして一段とエラいことになってました。(笑) あと、合いの手の掛け声講習会(?)もアリ。 うーん、なんて芸達者!
皆、息がピッタリでとても良く合っていました。 "○○太鼓の会" などのセミプロの演者に勝るとも劣らないような、本当に素晴らしい出来だったと思います。 そんな中、なんと言っても 圧巻だったのが、織姫のソロ。 昼の公演では若干リズムに乗りきれていませんでしたが、夜の公演では終始抜群のバチ使いで演じ続け、途中思わず会場から拍手が起こったほどでした。
…と、ここまでで前半が終了。 しばしの休憩時間に入ります。 この日は、残念ながら休憩ショウタイムはありませんでした。
<大帝国劇場にて> <前半: 「花組レビュウ〜序幕〜第一幕〜祝い太鼓」> <後半: 「第二幕〜フィナーレ」>
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